「スクラッチ開発」とは、自社独自に開発依頼して構築するシステムを指します。
一方で、既に完成しており、すぐにでも導入することができる製品のことを「パッケージ製品」と呼びます。
パッケージ製品とスクラッチ開発の特徴の比較表はこちらをご覧ください。
スクラッチ開発の注意点
スクラッチ開発の場合、大手ITベンダーに依頼する場合を除き、商談時点から参加しているITベンダーの担当者が、開発依頼後も参画するケースが多いです。
システム導入もその担当者が行うこととなるため、システム要件とは別に、コミュニケーションに違和感を覚えないかも検討材料の1つとしてお考えください。
スクラッチ開発の流れ
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どのようなシステム構築をお考えなのかお聞かせいただきます。
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何を解決するか!のゴール設定はスクラッチ開発においても大切です。
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Step1 でお聞かせいただいたシステム要件をもとに、要件定義を進めてまいります。
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続いて、システム化対象業務に対してどのような機能を構築するかを整理させていただきます。
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モックアップと呼ばれる画面および帳票イメージを作成し、ご確認いただきます。
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要件が確定すれば、当社にてシステム開発に着手します。
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ご要望に応じて現行システム等からデータ移行させていただきます。
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構築したシステムをもとにお客様のほうでテスト稼働を行っていただきます。
以下に、当社のスクラッチ開発の流れをご紹介させていただきます。
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Step1システム要件の確認
どのようなシステム構築をお考えなのかお聞かせいただきます。
ご検討されているシステム要件によっては、パッケージ導入をご提案させていただく場合もございます。
「パッケージ選定支援」にご紹介していますのでご覧ください。
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Step3システム化対象業務の全体像を把握
Step1でお聞かせいただいたシステム要件をもとに、要件定義を進めてまいります。
まずは、現状業務の流れを確認させていただき、全体像を把握させていただきます。既にシステム導入されている業務であれば、そのシステム利用の流れも参考にさせていただき、維持する点、改善する点、廃棄する点などを整理していきます。 -
Step4各機能の役割整理
続いて、システム化対象業務に対してどのような機能を構築するかを整理させていただきます。
予め全体像を把握しているため、単体機能に固執した確認ではなく、全体像を俯瞰(ふかん)したご提案が当社の強みです。 -
Step5各機能のイメージ確認
モックアップと呼ばれる画面および帳票イメージを作成し、ご確認いただきます。
この段階で、具体的な操作イメージを描いていただくことで、システム構築後の期待する機能との相違を防ぎます。 -
Step6システム開発
要件が確定すれば、当社にてシステム開発に着手します。
システム開発中に発生する疑問点などは、お客様に確認を取らせていただきます。 -
Step7データ移行
ご要望に応じて現行システム等からデータ移行させていただきます。
マスタ情報、入力データ、集計データなど、データ種類は様々ですが、お客様に確認させていただきながら進めさせていただきます。 -
Step8テスト稼働および本稼働
構築したシステムをもとにお客様のほうでテスト稼働を行っていただきます。期待する動作と異なる点がある場合は、この時点で機能見直しさせていただきます。
テスト稼働による評価に問題がなければ、本稼働を開始していただきます。